先日行われた「おおた商い(AKINAI)・観光展2017」で、展示用にお借りした鳴子こけしのお返しとお礼を兼ねて、鳴子こけし工人の熊谷正さんの工房にお邪魔してきました。
工房は鳴子温泉駅から徒歩約12分の上鳴子地区にあります。
熊谷さんは高野幸八-松田初見-熊谷正と続く工人で、80歳になる現在も現役で鳴子のこけしを作られています。伝統的な鳴子こけし以外にも、JRの駅員や、警察官、クロネコヤマトなど、様々な制服バージョンのこけしも制作されていて、「おおた商い(AKINAI)・観光展2017」でも子供たちの目を引いていました。
この日は駒の制作をされていましたが、お仕事の手を止めて、いろいろなお話を聞かせてもらいました。
警察官のこけしは最初に依頼されたときは非常に短期間に制作しなければならず、制服は色を塗る暇がなく白地だったそうです。
次なる構想もあるようで、どんなこけしができるか楽しみです。