5/2(水)に鳴子ダムのすだれ放流のオープニングセレモニーに行ってきました。
鳴子ダムは、江合川上流に作られた東北で初めてのアーチダムで、日本で初めて日本人だけでつくられたダムとして有名です。一昨年には、土木学会の推奨土木遺産に認定されています。
例年、すだれ放流に向けて発電を行いながらも少しずつ雪解け水を貯めていくそうですが、今年は雪が多く例年ほどの苦労はなかったようです。
ダムからの水は、鳴子峡のある大谷川と合流し、大崎耕土の水田への農業用水となっていきます。
ちなみに、昨年12月には、大崎地域の「持続可能な水田農業を支える『大崎耕土』の伝統的水管理システム」が、FAO(国連食糧農業機関)の「世界農業遺産(GIAHS:ジアス)」に認定されました。
この日は、残念ながら曇り模様でしたが、ダムの前面には約50本の鯉のぼりを設置されていて 、 晴れた日は時間帯によって、すだれに映る影が滝をのぼっているように見えることから、「鯉の滝のぼり」として地域の方や観光客に親しまれています。
すだれ放流の様子
大崎市長の挨拶
宮城テレビの「OH!バンデス」でおなじみの高橋佳生さんのミニライブもあり、地元にちなんだ曲、「水と風のシンフォニー」「カムロの祈り」「鳴子の風」を披露していました。
カウントダウンとともに行われた迫力のバルブ放流。すだれ放流との組み合わせは見事です。
ダム高94.5mの上から見ると足がすくみます。
鳴子ダムのキャラクター、鳴太郎も参加。ダムカードのフォトフレームに収まっています。
今年は、新しいデザインのダムカードも配布されていました。
今年のすだれ放流は、5/2(水)~5(土)の期間、行われています。